芋焼酎の原料は一般的に、さつま芋と米麹を使います。米麹を造る工程を「製麹(せいきく)」といいます。米麹の役割は、原料のデンプンを、麹菌のもつ酵素で糖に分解することです。そして酵母はモロミの中で分解された糖を養分にして、アルコールをつくります。米は粒状でデンプン価も高く、製麹に最も適しています。米麹は焼酎となったときに、味わいに深みなどのアクセントをつける効果もあります。鹿児島はシラス土壌のため芋以外の作物が育ちにくく、米は大変な貴重品でした。しかし、よい酛(もと)※を造るため、貴重な米を使いました。近年では、「芋麹」の焼酎も見られるようになりましたが、白金酒造では伝統として米を麹につかっています。
※酛(もと)…主原料を入れる前段階として、酵母を培養したもの。酒母(しゅぼ)ともいう。
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