焼酎造りに欠かせないのが、「水」です。蔵の背後にある吉野山系に降った雨水はシラス台地によって濾過され、地表に湧き出します。弱アルカリ性の超軟水でトロっとした口当たりのよい水です。この水は、仕込みだけではなく焼酎の※割り水にも使われています。また、原料米や芋の洗浄および蒸留の冷却用にも使われますので、良い水質である上に水量が豊富でなければなりません。蔵では以前、「布引の滝」より水を引いておりましたが、現在では「布引の滝」の伏流水を使用しております。
※割り水:蒸留した原酒はアルコール度数が35度以上と高いので水で加水して、度数を25度などに調整すること。
蔵の背後にある吉野山系に降った雨水はシラス台地によって濾過され、やわらかい水となって地表に湧き出します。
白銀坂の近くにある布引の滝。かつて蔵の仕込水として使っていました。
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