杜氏

鹿児島の伝統的な焼酎造りには常に『黒瀬杜氏』と呼ばれる存在があります。黒瀬杜氏は南さつま市笠沙にある、「黒瀬集落」を所縁とする杜氏集団です。黒瀬杜氏は焼酎造りの技術集団として明治時代から、鹿児島のみならず九州各地で活躍してきました。当時、焼酎造りの技術は門外不出とされており、また、各地で焼酎を造った杜氏・蔵子達は製造が終わり里帰りした際に、技術について情報交換し、その積上げで黒瀬杜氏の地位を確固たるものに築きあげました。
焼酎造りは体で体得するもので、長年の経験と勘がものをいう、まさに「技」の世界です。
ピーク時には三百名からいた杜氏も現在では三十人ほどになってしまいました。白金酒造の杜氏は、先代の「黒瀬東洋海」、そして現在の杜氏頭である「東中川太」まで、昔ながらの仕込方法で伝統的な焼酎造りを今に伝えています。

杜氏頭「東中川太」。

杜氏頭の「東中川太」は、先代の杜氏頭「黒瀬東洋海」に20年師事し伝統の技術を受け継いできました。

2012年から杜氏頭として、白金酒造の焼酎造りを支えています。

蔵の歴史

文化財石蔵

杜氏

受賞歴

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